い み ふ め り

ひとりごとてきななにか

つないだ手をはなすとき

今年やってよかったと思うことのひとつが断捨離である。

まだまだ途上中だけど、棚に全く使ってない段ができたことは大きい。

さほどひっかき回さなくても探してる服が見つかるのも。

 

さて、なかなか処分できないもののひとつに本があって。

否、200冊以上は程度は売ったりあげたり資源ゴミにできた。

でもまだまだたくさん残ってる。

だいたい分類すると絶対取っておきたいもの、と読み返してから処分したいもの。

もう少ししたら読み返さなくともさくっと処分できるのかもしれないけど

まだまだそこは煩悩があるようなのでゆっくりやっていくつもり。

この手のものだとお風呂で心おきなく読めるのも楽しい。

 

それで、読み返した物の中にやっぱりとっておきたい、というのがあった。

ちょっとあっちの世界に行きかけた女の子がこっちに戻って地に足がつくお話。

初めて読んだのは学生のころだっただろうか。

そのときの記憶も一緒によみがえってきて、そのころはそのころでやっぱり自分は幸せで

その幸せまでつれてきてくれたから取っておきたくなったのかもしれない。

その時点で迷いなく本棚に戻す。

 

ところが、昨夜なぜか唐突に。

それも整理をしながら、ではなく、なぜかお皿を洗ってる最中に。

あ、これ今なら卒業できるなと思ったのである。

どうしても読みたくなったら図書館で借りてもいいし、また買ってもいいし。

その程度になった、というとちょっと語弊があるのだけれど。

 

気づいてなかったけど今までその本に自分はすごく依存していたのだ。

本に依存していたのかそれが連れてきてくれる過去にかあるいはその両方か。

そして、もう大丈夫。

また前を向いて歩いて行こう。