い み ふ め り

ひとりごとてきななにか

きれいなものだけを

見ていたい、聞いていたい。

ふだんなら全然平気なドロドロしたものが今日はなぜか耐えられない。

買い物がてら1人で歩いているときの気持ち良さ。お店に入ると音楽がうるさく聞こえるので耳栓をもってくればよかったと思う。ノイズキャンセラのイヤホン買ってみようかしら。

ランドセルの色についての覚書

ランドセルの色が話題になってて、思い出したので書いておく。


当時年長だった息子がはじめに希望した色はピンクだった。「ピンクは女の子の色だからやめなさい」ということを自分は絶対に言いたくなかった。かといって諸手をあげて賛成もできなかった。 

理由としてはなるべく学校でからかわれたり、いじめられたりする要因を減らしたかったから。息子はその時点ですでに発達に遅れがあることがわかっていた。からかわれても好きな色だからいいんだとはっきり言えたり、毅然とした態度がとれるような性格ではなかった。むしろ傷ついて学校に行けなくなる可能性の方がはるかに高いだろうと容易に予想できた。

  まずはピンクを買って、いやなら買い直すことも検討した。しかしどんなに安いランドセルだとしてもやはり高額。また、あまり使わないで処分することになる可能性を思うとこれまた積極的にはなれなかった。 

  さんざん考えて出した結論はピンクのランドセルを使っていた上の子の友達に一時的にランドセルを借りる、だった。上の子と下の子の年齢が6つ離れていたので、ちょうどランドセルが不要になるタイミングだったのだ。(ちなみに上の子のランドセルはキャメルだったので使えず)

この場合も新品ランドセルにくらべると古いとからかわれる可能性も考えた。が、たまたま住んでるところは1年間は指定の黄色いカバーをかけるのと、そのお友達が綺麗に使うタイプだったのとで、さほど問題ではなくなった。それでしばらく通学して、本人がやはりピンクがいいと言うならば、ちゃんとピンクのランドセルを買おうと思った。


しかし結局。

入学前に店頭で並んだランドセルを見てあっさり紺を選んだ下の子であった。学年が上がった今も元気に紺のランドセルで通っている。


結果的にはオーライだったけど、今でもあの時の自分の葛藤や選択が正しかったのかふと考える。

答えはまだ出ない。





これからひきこもる

諸事情により一週間ほど家から出られない生活を送ることになった。

食料はコストコで大量買いしてあるのでなんとかなるだろう。洗剤など日常生活品も切らしていない。

JAXAが閉鎖環境に二週間いる治験の募集をしていたけど、ちょっとそんな気分。だいぶ違うけど。


さて、何をしようか。

ノートをとる

ふと思い立ってテレビの情報番組を見ながらノートをとってみた。こうやってノートに書くのは何年ぶりだろうか。


もともとノートをきれいにとるタイプではなかった。

最初の数ページはきれいに書くのにだんだん雑になるのは何冊やっても変わらなかった。

中高ともにノートに書くことを教師がきちんと説明してくれるタイプだったので、工夫してとることもなかった。

 だからなぜスイッチが入ったのかはわからない。けれども面白いように頭に入った。そしてまだ数日だけど実行に移せている。


たぶんノートをとるためにテレビを集中してみたのが原因だ。ということはテレビもネットも会議も、下手をしたら人と関わることすらちゃんと向き合ってなかったということになる。

時々ノートはとろう、そう思った。



妄想力

こどものころは想像ばかりしていた。

自転車で30分もかかる帰り道。いつも好きな男の子との会話を想像してニヤニヤしながらペダルをこいでいた。車ですれ違った近所のおばちゃんには「いつもニコニコしてる」と言われてた。 

しかし今思うとあれは想像じゃなくて妄想だ。あまり空を飛んだら、とか非現実的なことは想像していなかったから。恋バナじゃなくても誰かに殺されそうになったら、とかここにピアノ線がはってあったらとかある意味実現しそうにないことだったけど。それでも自分の能力を超えるようなことではなくてありうることばかり考えてた。そしてそれは帰り道のちょっとした光景だとか気温とかでどんどん加速していったのだった。


大人になると夢が見れないとか想像力が減るとかいう。確かにそう。でももともと想像していなかったじゃないか思う。

ただ、妄想もへった。人の心は己が力でどうなるものでもないというのに気づいてしまったからかもしれない。

何か話したいと君は言う

しゃべりたいのに話したいことは何もない。誰か特定の相手を想定すれば話しやすいのだろうか。いやいやそういう相手すら思いつかないのだ。孤独ってこういうことかもしれないね。

そう君は言う。

誰かに話題を振ってもらったら話せるのかも。

僕がそういうと君はうなずいた。

でもそれは口を開けて待つ雛のようだね。

自分で糸口も作れないなんて。


毎日何もしてないから糸口がないんだよ。

ずっと引きこもってネットばかり見てたら話すことなんてあっという間に消えてしまう。だってネットで見た記事は自分のことじゃないから。誰かのうわさ話ばかりする人って嫌じゃない?ネットしか情報源がなければそうなるでしょ。


そしていつも君はお金の話を始めるのだ。そとに出かけるにはお金がかかるでしょう?と。何も買わなくたって交通費はかかるじゃない?場所によっては着ていく服だって。

そしてどんどん惨めになっていく。自分も周りも。


でも今日の君はいつもと違った。

戦うことにした、と。

どういうこと?と聞いたけど時間切れ。